2026年2月24日、旧正月の大型連休が明けましたが、高速道路のUターンラッシュは依然として続いています。しかし、帰省先から職場へと戻る無数の人々が利用するこの帰路において、高速道路での危険な事故やトラブルが相次いで発生し、多くの人が不安を募らせています。ただでさえ大渋滞となっている状況に追い打ちをかけるように、青銀(せいぎん)高速道路や滬武(こぶ)高速道路の沿線で突発的な火災が相次いでいるというニュースがSNSで拡散され、人々に大きな衝撃を与えています。
青銀高速道路は、東は山東省の青島(チンタオ)から西は寧夏回族自治区の銀川(ギンセン)まで中国の東西を横断する、北部地域の交通の大動脈です。SNSでリアルタイムに拡散されている最新情報や投稿によると、最近、この青銀高速道路の一部区間周辺で大規模な山火事が発生しました。初春の風に煽られて山火事は急速に燃え広がり、広大な森林が焼失しただけでなく、立ち上る黒煙と道路に迫る炎が高速道路の通行に直接的な影響を及ぼしています。Uターンラッシュの渋滞に巻き込まれた多くのドライバーは、車内からすぐ近くの山肌を焼き尽くす恐ろしいオレンジ色の炎を目の当たりにし、周囲の空気には鼻を刺すような焦げ臭いにおいが充満しています。
これと同時に、もう一つの交通の要所でも背筋の凍るような事態が起きています。滬武高速道路は東の上海と西の湖北省武漢を結び、長江デルタ地域から華中地方へと直通する重要な経済の大動脈であり、現在膨大な数のUターン車両で溢れかえっています。本日、この滬武高速道路の沿線でも突発的な火災の報告が相次ぎました。現場を通りかかったドライバーが撮影した動画には、道路の両側で炎が激しく燃え盛り、風に乗って中央分離帯にまで迫り、濃い煙がドライバーの視界を完全に遮る様子が映し出されていました。このような突発的な自然災害や二次災害に対し、各地域の警察や消防が緊急で現場へ駆けつけ、消火活動と交通規制を行っています。詳細な公式発表が待たれる中、動画に映る車列に迫る大火災を見た人々は、ただ火勢が早く鎮まり、現場の車両が一刻も早く危険から脱せるようにと祈るしかありません。
実際のところ、記録的な大混雑となっている今年の旧正月期間中、高速道路上での火災や危険なトラブルは今日のケースだけではありません。突発的な事態が起きるたびに迅速な救助が求められ、無数の家族が肝を冷やしています。帰省ラッシュが始まったばかりの1月15日には、青銀高速道路の山東省臨淄(りんし)区間で大型バスの車両火災が発生しました。路肩に停まった大型バスが激しく燃え上がりましたが、幸いにも乗っていた学生たちは事前に避難しており、死傷者は出ませんでした。
また、数日前の2月22日、Uターンラッシュがピークを迎えていた頃には、杭徽(こうき)高速道路の安徽省方面へ向かう柳山トンネル内で、車2台が絡む重大な衝突事故が発生しました。衝突により後続車のフロント部分から煙が出始めて発火し、ただでさえ交通量の多いトンネル内で事故車両2台が完全に立ち往生しました。後続車両が次々と急ブレーキを踏む音が鳴り響き、現場は一時極めて危険な状態となりました。さらに遡る1月末には、湖南省の高速道路のトンネル内を走行していた大型トラックが突然出火し、黒煙があっという間に後方の数十台の車を飲み込みました。危機一髪の状況下で、地元の警察隊が濃煙の中を逆走する形でトンネルへ突入し、必死の避難誘導によって閉じ込められていた54人を無事救出しました。煤(すす)で真っ黒になりながら救助にあたる隊員たちの姿は、多くの人々の胸を打つと同時に、事態の深刻さを改めて痛感させました。こうした相次ぐ事故の背景には、連休中に爆発的に増加する交通量や、長距離移動がもたらす様々なリスクが潜んでいます。
突発的な山火事であれ、車両トラブルによる出火であれ、前方で事故が起きれば、数キロから十数キロにも及ぶ大渋滞が発生してしまいます。多くの人が寒風の中でエンジンを切ることもできず、家族全員で焦燥感に駆られながら道路の復旧を待つしかありません。前方に立ち上る濃煙やパトカーの赤色灯を見つめながら、車内で不安な時間を過ごしています。帰省ラッシュの道中、誰もが先を急いでいます。休み明けの仕事に間に合わせるため、そして新年の生活のために、数え切れないほど多くの人々が疲労に耐えながら、果てしなく続く車列の中を少しでも前へ進もうとしています。しかし、現実に起きたこれらの火災は、多くの人々を容赦なく足止めし、ドライバー全員に強烈な警鐘を鳴らしました。
ニュースで次々と更新される救助状況や山火事の動向を見て、家族や友人とのメッセージアプリの雰囲気も変わりました。そこには形式ばった挨拶はなく、出発前に交わされる言葉は「仕事に遅れないように早く帰ってきて」ではなく、もっとも切実な、こんな念押しの言葉に変わっています。「出発前に車の点検をしっかりね」「煙が見えたらすぐに避難して」「ゆっくり安全運転で。着いたら必ず連絡してね」。結局のところ、どんなに帰路が混雑していようと、仕事の始業時間が迫っていようと、家族全員が無事に揃って新年の生活をスタートさせること以上に大切なものなどないのです。
(翻訳・吉原木子)
