「今、深夜2時。みんな、なんで私が水場にいると思う?寝たくないから?違うよ。暑すぎて全然眠れないんだよ。全身汗びっしょり。お願いだから、エアコンつけてほしいよ。」
実は、こうした声は決して珍しくありません。今年の夏、中国各地では連日の猛暑が続き、人々の生活に大きな影響を及ぼしているだけでなく、さまざまな予想外の社会現象や安全上の問題も引き起こしています。
特に一部の学校では設備が十分とはいえず、多くの学生寮にはエアコンどころか扇風機すら設置されていません。そのため、夜になっても暑さで寝つけず、廊下や校舎の外の空き地で寝る学生も多い状況です。期末試験中に熱中症で体調を崩す学生も出ています。中国気象網の報道によると、6月23日以降、東北地方では35℃を超える高温地域が広がり続け、25日には一部地域で地表温度が65℃を超えるなど厳しい暑さが続きました。26日も吉林省や遼寧省などで35℃以上の猛暑が観測され、黒竜江省気象台も6月23日に高温警報を発表。23日から28日までの間、省内の大部分で気温が平年を大きく上回り、最高気温は30℃を超え、一部の市や県では35~37℃に達すると予想されています。
こうした厳しい暑さの中、多くの学生がSNSで動画を投稿し、寮や教室にエアコンが設置されておらず、暑さに耐えるしかない状況を訴えています。