日本の法輪功学習者は11日午後、世界法輪大法デーを記念するため、東京都の浅草で盛大なパレードを行いました。
法輪功は法輪大法とも呼ばれ、世界百数か国に数千万人の愛好者のいる心身に良い修煉法です。法輪功の創始者・李洪志氏の誕生日である5月13日は、多くの国で「世界法輪大法デー」として制定されています。毎年5月になると、世界各国の法輪功学習者は盛大な祝賀イベントを開催します。
パレード隊は、11日午後1時20分頃、浅草の花川戸公園を出発し、浅草の繁華街を練り歩きました。行列の先頭には、約100人のマーチングバンド「天国楽団」が、「法輪大法は素晴らしい」、「法輪聖王」などの楽曲を演奏していました。後ろには、浴衣を着た十数人の女性たちが続き、ほほ笑みながら通行人に手を振っていました。
また、さまざまな横断幕が掲げる人達が列を成し行進していました。横断幕には、「5.13世界法輪大法デーを祝して」、「法輪大法」、「真・善・忍」、「世界は真・善・忍を必要としている」、「世界100以上の国々で愛好されている法輪大法」などのメッセージが書かれていました。パレードには、法輪功の功法デモンストレーションチームや中国北部の腰太鼓チームも参加しました。道路の両側では、さまざまな民族の人々が次々とスマートフォンを取り出し、写真や動画を撮影していました。
法輪功学習者の高峰さんは、今回のパレードに参加した理由について次のように語りました。「法輪大法は中国の伝統的な修煉法です。今、世界中で人々の道徳が著しく堕落している中、法輪大法が伝えられたことで、多くの人々の道徳が向上しました。だからこそ、私たちは全世界に法輪功を紹介し、人類全体に、これほど素晴らしい修煉法が中国で迫害を受け続けていることを知ってもらいたいのです。これが私はこの活動に参加する目的です」
パレードが始まる前、日本在住の中国民主活動家の団体がパレード隊の前に集まり、法輪功学習者を支援しました。中国東北地方出身の民主活動家、陳剛さんは次のように述べました。「1999年以前、私の友人や同級生の何人かが法輪功を修煉していました。私は法輪功が個人の健康、特に心身両面にとても良い影響を与えると考えています。社会や政府に対しても、何ら害を及ぼすものではなく、共産党にも危害を加えていません。私の知る限りでは、中共は『法輪功が政権を転覆させようとしている』という罪名をでっち上げました。私は当時から中共による法輪功弾圧に強い憤りを感じ、この国の体制や政治に大きな問題があると考えるようになりました。その後、年齢を重ねるにつれて、中共の実態を徐々に理解するようになりました。現在は海外の民主運動リーダーに従い、人権活動に参加しています。私は法輪功を支持し、自分も法輪功を修煉したいという気持ちを心から抱いています。また、私が知っている法輪功の真実を友人にも伝え、彼らにも法輪功を修煉してほしいと思っています。」
オーストリア出身の音楽家、マーティン・シェミッチさんは、ホテルで音楽が聞こえたため、急いで外に出てパレードを観覧しました。法輪功学習者の説明を聞いた後、彼は次のように語りました。「この楽しいパレードは、実際には非常に深刻なテーマを含んでいます。法輪功学習者達は素晴らしいですね。私はこれほど平和的なパレードをこれまでに見たことがありません。」
アフリカのモロッコ出身のベン・モフサさんは、中国のウイグル族の状況を知っているため、法輪功学習者が日本で自由に信仰を表現できることを見て、とても嬉しく思うと述べました。
ポルトガル出身の親子の観光客は、天国楽団の音楽に感動し、微笑みながらパレードを見守っていました。法輪功学習者から法輪功の病気治療効果について聞いた後、自分たちも法輪功を修煉してみたいと話していました。
(報道・黎宜明/翻訳・吉原木子/動画と写真撮影・丹丹、玉竹)