(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 オーストラリア連邦科学と工業研究機関(CSIRO)の最新の研究によると、中共ウイルス(新型コロナウイルス、SARS-CoV-2)は、紙幣や携帯電話のスクリーンやステンレスなどの滑らかな表面で28日間生存できるという。

 これまでの研究では、中共ウイルスは、紙幣やガラスには2~3日間、プラスチックやステンレスには6日間生存できるという。

 「BBC」の報道によると、オーストラリアの研究者が紙幣、ステンレス、ガラス、綿などの表面の中共ウイルスを測定した。測定の結果によればガラス、ステンレス、紙幣の上で、ウイルスは20℃で28日間生き延びた。一方、インフルエンザウイルスは、同じ環境下でわずか17日間しか生き残れなかったという。

 また、この研究では、40度の温度で一部の表面では24時間後にウイルス感染がなくなったことも判明した。ウイルスは、滑らかな表面よりも、布地のような多孔性の材質の表面の方が生存する時間はより短い。

 CSIROによると、中共ウイルスが低温でステンレスでも生き残れるという研究結果は、家畜場などの低温環境でウイルスが拡散し続けた理由を説明するのに役立つかもしれないという。

 CSIROのこの実験は、非常に安定した温度と湿度、光がない環境で行われたが、ウイルスは現実の環境ではそうではない。

 この研究については、専門家たちの意見が異なっている。イギリスの専門家ロン・エクレス氏は、中共ウイルスが28日間生き残れるという主張は、国民の間で不必要なパニックを引き起こすと考えている。

 CSIROのCEOであるラリー・マーシャル氏は、中共ウイルスの物体表面上の生存時間を確定することで、より正確に拡散を予測し、拡散を遅らせることができ、国民をよりよく守ることができると強調した。この研究では、手をよく洗い、定期的に携帯電話や銀行のATMなどのタッチパネルをきれいにすることの重要性が、より一層浮き彫りになった。

(翻訳・藍彧)