マテイス氏らは帰国前に電子機器を捨てた(写真/中央通訊社)

 アメリカのマティス国防長官は6月26日から28日まで中国大陸を訪問した。これはトランプ政権にとって初となる訪問だ。アメリカ代表団は中国によるスパイ行為に対抗するためハッキング対策を講じ、その一環として電子デバイスを現地で処分した。

 今回の中国訪問では米国政府の安全対策が中国のハッキング行為を懸念していた。Wi-Fiを通してウィルスをアメリカ側の携帯電話やパソコンに埋め込まれる危険があった。そのためマティス氏と10名ほどの記者は帰国前、中国現地のWi-Fiにつないだことがある電子装置は全部捨てなければならなかった。

 このことを知っていた一部の記者はあらかじめ二台のパソコンを用意した。一台は訪中期間に使い、もう一台は中国以外で使うのだという。

 海外メディアによると、かつてオーストラリアの政府職員が訪中した際に携帯電話とパソコンがハッキングされた事件があった。それ以降ハッキングを防止する為に訪中した職員は携帯とパソコンを中国国内に残すこととなった。オーストラリア国防省は今年初めに、仕事用携帯に中国本土のソフトウェア「ウェイシン(WeChat)」をダウンロードすることを禁止すると命令を出した。
(翻訳・時葦瑩)