「数週間で手に入るヒトの臓器」。裏で何が――

 中国は有効な臓器提供システムがなかったにも 関わらず、現在では世界有数の臓器移植国となって います。日本を含む他国では数年待ちが当たり前の 臓器移植が、中国では数週間で可能とされ、多くの 外国人患者が治療を求めて訪れています。しかし、 この仕組みには深刻な人道問題が隠されていまし た。専門家の調査により、中国の臓器供給源には無 実の人々から強制的に臓器を摘出しているとの疑 惑が浮かんだのです。

 ピーボディ賞(米国放送界最高峰の賞)を受賞し たドキュメンタリー映画『ヒューマン・ハーベスト』 は、この謎を追った調査報道作品です。医師や看護 師への証言収集、病院への直接取材など、徹底した 調査によって真相を追究します。

 総務省によれば、日本から中国で渡航移植手術 を受けた人は少なくありません。国境を越えた医療 問題を考えるきっかけとして、ぜひご鑑 賞ください。上映会は定員制であり、先 着順・申込不要となります。

会場: 東京都中野区役所内1階 「ナカノバ」 

時間: 12月4日(木)19:00~20:30 (意見交流時間を含む)

住所: 東京都中野区中野四丁目11番19号

アクセス:JR、東京メトロ東西線中野駅 北口から徒歩6分