新型コロナウイルスの新たな変異株である「EG.5」が中国で感染拡大する傾向がある。ネット上で出回っている動画によると、北京や上海などでは多くの病院が混雑している様子が映っている。多くの病院がもう陽性患者を受け入れられないと表明した。このような背景の下、中国当局は30日から、中国に来る人々に入国前の新型コロナウイルスの検査を行う必要がないと発表した。

 中国国家疾病管理局は19日、新型コロナウイルスの流行株のうち、「EG.5」変異株の割合が4月の0.6%から8月には71.6%に増加し、すでに中国のほとんどの省で主流な感染株となっており、今後もこの傾向が続く可能性が高いと発表した。

 ネット上で出回っている動画には、上海の多くの病院が混雑になっており、入院受け付けには人々が長い列を作っている様子が映っている。また、一部の医師たちは、わずか2日間で約150人の発熱患者を受け入れたと述べ、病院がフル稼働していると暴露した。

 中国外交部の汪文斌報道官は28日、定例記者会見で、2023年8月30日から入国前に新型コロナウイルスのPCR検査や抗原検査を行う必要はないと発表した。
これに対して、核酸であれ抗原であれ、検査をしなくなったのは、中国国内経済が循環しなくなったためで、外部経済の刺激が必要であると分析した人がいた。

 しかし、中国での感染拡大と「反スパイ法」の実施により、現在中国に来る外国人は感染のリスクだけでなく、いつでもスパイ容疑で拘束される可能性もあるため、外国人入国者数は大幅に減少している。

 上海のネットユーザーが投稿した動画には、上海浦東国際空港では最近、人通りが非常に少なく、ほとんど人がいない光景が映っている。

(翻訳・吉原木子)