台風による被害はまだ完全に回復していない中、北京は再び豪雨に見舞われた。北京では20日、大雨青色警報と雷黄色警報を発表した。中国中央気象台は20日午前、中国15の省・市に対して、大雨青色警報を発表した。

 中国公式メディアによると、20日午後には北京の東城区、西城区、朝陽区、豊台区などで豪雨に見舞われ、門頭溝区や房山区では20時までに降雨量は30ミリを超え、山岳地帯では強い降水による土石流や崩壊などが発生する恐れがあるという。

 豪雨の影響で、北京の7本の列車が運休となった。また、120本のバス路線に影響が出ており、そのうち83本は一時運休となった。

 一方、中央気象台は20日午前10時、陜西省、四川省、雲南省、重慶市など15の省・市で20日から22日にかけて、豪雨に見舞われる見込みだと発表した。これらの地域では短時間の強い降水、強風あるいは雹などが発生する可能性がある。

 (翻訳・吉原木子)