ジョー・バイデンとカマラ・ハリス(The Circus on SHOWTIME, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons)

 米国のメディアは9日、バイデン大統領が厳しい冬を迎えていることに懸念を示した。

 ザ・ヒル紙は記事の中で、サプライチェーンの危機により、人々がクリスマスプレゼントを手に入れることができなくなる可能性があること、企業が労働力不足に直面しており、ホリデーシーズンに旅行するアメリカ人が不便を強いられる可能性があること、そして、ガソリン価格の上昇がこれらの苦境をさらに悪化させることを指摘した。

 バイデン大統領にとっては、そのすべてが重なると厳しい冬を迎えることになる。ここ数ヶ月間の厳しい状況の中で、彼の支持率は過去最低を記録した。また、先週のバージニア州とニュージャージー州での選挙は、来年の中間選挙で下院と上院の多数派を失うことを恐れている民主党議員を失望させた。

 最近の世論調査では、アメリカ人の71%が、アメリカの進んでいる道は間違っていると考えている。先週の世論調査では、登録有権者のうちバイデン氏を大統領として支持している人は38%にとどまり、46%が大統領として期待したよりも悪い結果になったと考えている。

 ホワイトハウスのロン・クライン首席補佐官は7日、NBCの番組で、バイデン大統領の低い支持率について質問され、今年は「厳しい年」であり、アメリカ人は新型コロナウイルスの大流行からの回復ペースに落胆していることを認めた。

(翻訳・吉原木子)