東京の美容院でのCOVID-19ファイザーワクチンに関するニュース(Syced, CC0, ウィキメディア・コモンズ経由で)

 ファイザー社は2日、同社の今年のワクチン収入は、当初予想していた335億ドル(約3.7兆円)を上回り、360億ドル(約4.1兆円)に達する可能性があると発表した。

 ザ・ヒルのウェブサイトによると、ファイザー社のCEOであるアルバート・ブーラ氏は2日、ワクチンによって第3四半期に130億ドル(約1.4兆円)の収益を得られ、2021年には360億ドルに達する可能性があると述べた。同氏は、これまでに26億回分のワクチンを製造し、世界152の国と地域に20億回分のワクチンを出荷しており、今年末までに30億回分を製造する見込みだと述べた。

 フファイザー社は、2022年に40億回分のワクチン生産能力を有しており、すでに17億回分の契約を結んでいる。ファイザー社のミカエル・ドルステン最高科学責任者によると、同社は現在、2歳から4歳の子供を対象にワクチンのテストを行っており、そのデーターを収集しており、関連データは今年の第3四半期の後半に発表される予定だという。また、6か月から2歳まで小児を対象にワクチンのテストを行っており、第4四半期には予備データが得られる予定。2022年にはワクチンの販売より290億ドル(約3.3兆円)の収益が見込まれている。

 ファイザーの2017年の総売上高は525億ドル(約6兆円)で、ワクチンの売上は、すでに三菱自動車(約1.5兆円)を超えるなど、同社の事業の中で大きな割合を占めている。

(翻訳・吉原木子)