(Pixabay CC0 1.0)

 コロナ禍の影響により、多くの業界が衝撃を受け、多くの従業者が無給休暇取得を求められています。そのような中、20代のイギリス人男性が「諦めない」をモットーに、ロックダウン期間中に起業し、必需品の販売を始めたところ、一日の売り上げが最大で1.2万ポンド(約178万円)にも及びました。

 BBCの報道によると、元美容室マネージャーのベン・ガリバー(Ben Gulliver)さんは無給休暇中、夢見ていたビジネスチャンスを見つけました。ユーチューブの映像を見て起業のヒントを得たガリバーさんは、トレーニングマシンやDIY雑貨、コーヒーカップ、オーラルケア用品など、ロックダウン中で入手が困難な必需品を販売する事にしました。

 ガリバーさんはオーラルケア用品を数千点販売した後、事業全体を数十万ポンドでアメリカの投資家に売却しました。現在彼は、トレーニングマシンなどの商品のウェブショップ事業に全力を注いでいます。

 「小さい頃から事業主になりたかったのです。学生時代、15ペニーで購入したロリポップを1ポンドでクラスメイトに販売したことがあります」と、ガリバーさんは起業を振り返り語りました。

 起業に成功したガリバーさんは、起業を目指す若年層への協力も行っています。ノートパソコン、携帯電話、ネットワークさえあれば、だれでも起業することができるとガリバーさんは言います。人生の転機は突然訪れるから、自分のやりたいことを諦めてはいけないと、若者たちに呼びかけています。

(翻訳・常夏)