中国工程院のメンバー(院士)である学者は先日、農地を視察した際にも、畑の小道にレッドカーペットを敷き詰めた。(ネット写真)

レッドカーペットはオスカーの授賞式や公式のレセプションの場でよく見られる。しかし、中国工程院のメンバー(院士)である学者は先日、農地を視察した際にも、畑の小道にレッドカーペットを敷き詰めた。中国共産党支配下での特権が氾濫しているとネットユーザーの声が上がった。

 中国農業大学の教授で中国工程院のメンバー・戴景瑞が率いる専門家グループは9月28日、鶴壁市淇濱区鉅橋鎮劉寨村のトウモロコシ実証圃場に赴き、1ムー当たりの生産量が「記録破りだった」というトウモロコシの新品種「豫単9953」に対し、生産検査を行ったと地元政府メディアが報道した。

 中国各地の食糧が自然災害で大幅に減産していることを背景に、当局が「食糧不足」への懸念を緩和するためのプロパガンダと見られる。つまり、「生産検収」を組織的に行った。 

 しかし、地元テレビ局が放送した関連ニュースは、このプロパガンダの効果を大きく薄れていった。公式メディアは、足元に真っ赤なじゅうたんを敷いて、トウモロコシ畑の小道を誇らしげに歩く地元政府関係者、戴景瑞と専門家らの姿を映し出していた。長くて広いレッドカーペットが道のほぼ全域を覆い、上を歩けば靴には埃がつかない。

 一部のネットユーザーが動画のスクリーンショットを国内外のソーシャルメディアにアップロードしたことで、批判が殺到した。あるネットユーザーは「もし中共の官僚の足が本当にこんなに高貴なら、農地に行って実地調査をする必要はない」と揶揄した。

 中国共産党幹部がレッドカーペットの上で「農作物を考察する」という動画は他にも共有されており、これは単一事例ではないことが伺える。

https://twitter.com/i/status/1312502031660191745

(翻訳・藍彧)