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 疲れたときは、ぐっすり眠れば疲れが取れると思っている人が少なくありませんが、寝れば寝るほど疲れてくることも多いでしょう。休暇に旅行を選ぶ人もいますが、生活のための熱意を高めることはできませんでした。

 科学者は、休息の本当の意味は、神経をリラックスさせ、精神を回復させることで、仕事や勉強に戻る時に、元気でいっぱいになるための行為です。あなたの休み方は、それら効果がないのなら、どんなにリラックスできる活動名が響いても、どんなに嬉しそうにしていても、それは間違いです。

 では、どうすれば本当の休憩ができるのでしょうか?

 一、頭脳労働者にとって、睡眠はほとんど役立てない

 確かに、睡眠は効果的な休み方ですが、主に肉体労働者、または睡眠不足の方に適用します。肉体労働者にとっての「疲労」は、体内に大量の酸性物質が生成されることによって起こることです。非常に疲れている場合は、安静して休む必要があります。ぐっすり眠ることにより、失われたエネルギーが補充され、溜められた老廃物を排出されることができます。

 しかし、頭脳労働者の場合、大脳皮質は非常に興奮していますが、身体はさほど興奮していない状態にあります。夜更かしなどしていない限り、このような疲労には、睡眠がほとんど役立てません。代わりに、神経をリラックスさせる何かを見つけることが必要です。だからこそ、週末の二日間ずっと家に引きこもってもやる気が出ませんが、仕事が終わってプールで30分泳いだだけで元気になれます。

 二、「止まる」ではなく、「切り替える」こと

 睡眠は脳を休めるのに役立てないのであれば、どうすればいいでしょうか。その答えは、活動の内容を切り替えることです。

 大脳皮質の100億を超える神経細胞にはそれぞれ異なる働きがあり、その組み合わせによってさまざまな機能領域が形成されます。何かの活動をする時は、その活動に関する脳の機能領域が働き、他の機能領域が休ませることができます。そのため、活動の内容を切り替えることで、働き続けていた脳の機能領域を休めることができます。

 たとえば、前日に5時間も企画書を書きまくった土曜日の朝は、昼まで寝るのではなく、鉢植えの植物の世話をするが良いでしょう。

 頭脳労働から肉体労働に切り替えることができない場合は、頭脳労働から別の頭脳労働へ切り替えることも良いでしょう。

 三、最高の休息は、人生の活力を再燃させること

 私たちの疲労は、主に、何の変哲もない事に対する嫌悪から生まれます。そのため、一番いい休憩は、生活と仕事への情熱・やる気を再発見することができるそれらの活動です。何かを終えて、「明日は新しい一日だ」と幸せそうに思えたら、気合を入れ直して気分を整えるには最高の方法です。

 要するに、「やること」で「疲れ」を解消することです。ネガティブな耽溺をポジティブな休息に置き換えることです。

 もちろん、あなたにとって一番いい休み方は、あなた自身で探す必要があります

(翻訳・玉竹)