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 近日、米国Bioscience Resource Project(意訳:生物科学資源プロジェクト)の二人の責任者が、武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症)が武漢ウイルス研究所から流出したという共同論文を発表した。

 「Independent Science News(意訳:独立科学新聞)」は米ウイルス学者ジョナサン・レイサム(Jonathan Latham)氏と分子生物学者アリソン・ウィルソン(Allison Wilson)氏が連名執筆した武漢肺炎の由来についての論文を掲載した。論文には、2013年5月昆明医科大学第一臨床医学院(No. 1 School of Clinical Medicine, Kun Ming Medical University)の大学院の研究報告に言及し、雲南省の鉱山労働者6人がコウモリの排泄物を除去した後にウイルスに感染し、その症状は武漢肺炎と極めて似ていたという。

 同論文は、雲南省の鉱山労働者が感染したコロナウイルスは、現在パンデミックの新型コロナウイルスとよく似ている。中国本土の医療専門家や科学者がさまざまなコウモリから得られたコロナウイルスの研究を始め、最終的に武漢ウイルス研究所が新型コロナウイルスを誤って漏出させたことにより、武漢肺炎のパンデミックを引き起こしたと述べた。

 また、武漢ウイルス研究所の上級研究員・石正麗がコロナウイルスの起源は雲南省の矿墨江炭鉱に関連しているという事実を隠したと述べた。

(看中国記者・聞天清/翻訳・北条)