浸水された四川省の農村(イメージ:ツイッター動画のスクリーンショット)

 四川省全域で豪雨が続き、成都市を含む数十の市・県が深刻な洪水に見舞われた。農地が冠水、交通機関、水利などのインフラストラクチャが深刻な浸水となった。31の河川が警戒水位を超え、嘉陵江2020年第2号洪水が形成され、下流にある三峡が懸念されている。

 地元メディアの報道によると、気象局は豪雨警報をアップグレードした。豪雨により、四川省沱江、江、青衣江、岷江、大渡河、嘉陵江、黄河など31の河川が警戒水位を超え、「嘉陵江2020年第2号洪水」が形成された。

 長江第4号の洪水が三峡ダムに達したばかりで、第5号の洪水がまもなく形成されようとしている。当局は今後数日のうちに、岷江高場、沱江富順、江小河ダム、嘉陵江北及び重慶寸灘区間が警戒水位を超え、長江上流の第5号洪水が形成されると予想している。

 成都、徳陽、綿陽、広元などの農地、交通機関、水利などのインフラストラクチャが損害を受け、一部の地方では冠水や水溜りが発生した。綿陽、成都、広元、徳陽では6万人以上が緊急避難を余儀なくされている。

 成都市の繁華街で深刻な浸水、水溜りが発生し、一部地域では水溜りが2メートル以上に達した。バスが半分水に浸かり、建物の1階はほぼ水没した。

 通りは川になり、車が水に浸かっている。

 1階にある多くの店が浸水被害を受け、商品が路上に流された。

 スーパーの入り口から洪水が流れ込んだ。

 成都市金堂県など、電気がついていないところは全部浸水されたからだ。

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 綿陽は深刻な洪水被害で自動車が流され、家屋が水没となった。

 綿陽地元住民によると、農村部は全く収穫できないかもしれないという。

 徳陽市も一面の海となり、氾濫した川が街中の小屋つぶした。

(翻訳・藍彧)