今朝(7月2日)午前4時7分に、四川省アバ・チベット族チャン族自治州若爾蓋県(北緯34.10度、東経102.68度)でマグニチュード3.2の地震が発生し、震源深さは8キロだった。

 震源地は三峡ダムの上流に位置している。中国公式メディアによると、6月2日から31日連続で暴風雨警報が出されており、現地の貯水池や三峡ダムの水位が急上昇している中、外界から三峡ダムへの関心が高まり、多くの水利専門家は決壊に及ぶ危機の一つが三峡ダム上流における地震や土砂崩れであると指摘した。最近、四川省で地震が頻発し、三峡ダム決壊の危険性が高まっている。

 この地震に加え、中国地震観測局によると、四川省で以下の地震が観測された。
6月30日午後1時55分、宜賓市珙県(北緯28.17度、東経104.77度)でマグニチュード3.7、深さ9 キロ。
6月28日5時37分、宜賓市長寧県(北緯28.33度、東経104.95度)でマグニチュード3.1、深さ11キロ。
6月27日24時13分、内江市威遠県(北緯29.48度、東経104.54度)でマグニチュード3.0、深さ10キロ。

 今日(7月2日)午前から中国南部で大雨(100〜150 mm)が降ると予報されている。

 (イメージ:中国中央気象局)

(看中国記者・黎小葵/翻訳・北条)