ホワイトハウス請願サイト「ウィー・ザ・ピープル(We the People)」のホームページ

 元ホワイトハウス首席戦略官兼上級顧問のスティーブン・バノン氏は、米国メディアとのインタビューで、「この疫病の世界的な大流行の中で、中国共産党(CCP)は真実の情報を隠蔽している。この新型コロナウイルスは正式に“中国共産党ウイルス(CCP Virus)”と呼ばれるべきだ」と主張した。

 バノン氏は4月5日、米Foxのニュース番組Sunday Morning Futuresとのインタビューで、この新型コロナウイルスは中共ウイルス(CCP Virus)と呼ばれるべきだと述べた。また彼は「中国国民は全世界で最も善良で、最も親切な国民である。この世界的な疫病の矢面に立たされたのは武漢市民で、彼らは(中共により)殆ど破壊された。中国共産党は少なくとも2019年12月下旬には爆発的流行の真実を知っており、既に2019年12月に、このウイルスが人から人へ感染することも知っていた可能性が高い」と述べた。

 バノン氏は、この世界的疫病の責任は中国国民とは関係なく、その責任は中国共産党にある。このため、この新型コロナウイルスは「中国ウイルス」「武漢ウイルス」「covid-19」等と呼ばれるべきではなく、「中共ウイルス」と呼ばれるべきだとの考えを述べた。

 更にバノン氏は、世界保健機関(WHO)の疫病対策を批判した。台湾は当初から「人から人への感染」を警告していたが、WHOは1月14日にも「人から人へ感染しない」と中国共産党政権の言葉を引用した。

 バノン氏はまた、「世界各国はウイルスの発生源を徹底的に調査し、それが武漢P4実験室かどうかを明らかにすべきだ」と呼びかけた。

 3月20日、米ホワイトハウスの請願書サイトに「“新型コロナウイルス”を“中国共産党ウイルス”と呼ぼう!」という請願書が新たに掲載された。「XL」と署名されたこの請願書には「トランプ米大統領は新型コロナウイルスのパンデミックの起源を中国に帰属すると考えているが、さらに観察すると、実際は中国共産党の操作により、先ず中国国民に感染させ、その後全世界に広がった。このような公衆衛生災難をもたらしたのは、中国共産党の全体主義的性質と残酷な不誠実な行為だったと言わざるを得ない」と書かれている。

 更に請願書は「このため、新型コロナウイルスを“中共ウイルス(CCP Virus)”と呼び、その起源を正確に反映すべきだと指摘している。そして「苦難の根本的な原因の特定から始め、新型コロナウイルスを中共ウイルスと呼ぼう!」と呼びかけている。

 3月16日、ホワイトハウスの請願書サイトには、「トランプ大統領、中国共産党政権に対して新型コロナウイルスの責任を負うよう要求して下さい」というタイトルの中共ウイルス関連の請願書も掲載された。

(翻訳・柳生和樹)