(イメージ:YouTubeスクリーンショット)

 4月5日午後1時ごろ、中国・四川省逹州である中年の人が街の中に倒れていた。周りの人は感染を危惧して手を出せなかった。

 湖北省政府は3月24日、武漢市の封鎖措置を4月8日午前0時に解除すると発表した。しかし、4月3日、武漢市当局は各区政府に対して、これまでの外出・移動規制をさらに強化するよう要求した。中国当局や武漢市当局はこのほど、武漢市での新規感染者が「ゼロ」になったと発表しているが、SNS上では、武漢市民や医師らが新たな感染者について情報を発信している。4月7日、中国・武漢で感染収束のイメージを維持するため深夜に感染者死体を密かに処理している様子が撮られた。

 国内外世論の批判を受けて、中国当局は4月1日から無症状病原体保有者の人数を公表した。武漢市のネットユーザーの間では、最近、上海市医療支援チームから得た情報を相次いで転載している。支援チームの医師は、武漢市の現在の感染状況は都市封鎖措置を実施し始めた当時よりも深刻で、「病院で毎日、新しい感染者が確認されている」「(外出時)地下鉄やバスなどを利用しないで」と警告したという。 

 4月7日、中国・広州三元里瑶台片区で中共ウイルス(新型コロナ)の再び感染拡大が起き、そのエリアが再封鎖された。今回の感染再発でこのエリアに住んでいるアフリカ系黒人感染者も多数確診。中国では最近封鎖解除したばかりなのに、また封鎖措置を行わないといけない状況に直面したがその気まずさを免れるため、中国当局は「囲閉」(囲み閉鎖)という新しい言い方で「封鎖」を言い換えている。街の中は車両や人がほとんど姿を消した。