(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 ウェブブラウザは、便利なネットサーフィン機能を提供している。パフォーマンスの流暢さとツールに加えて、プライバシーのセキュリティ保護を強化することも、近年主流ブラウザの主要な需要になっている。

 ZDNetの記事により、ユーザーのプライバシー情報保護に関して、アイルランドのダブリン大学のトリニティ・カレッジのダグラス・リーグス(Douglas Leigth)教授の研究チームが6つのブラウザソフトを調べた:Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoftの新しいバージョンのEdge、Apple Safari、Brave(2019年11月にリリースされた1.0の公式バージョン)、ロシアのIT大手のYandexなど、さまざまなテストの結果に見ると、特にユーザープライバシーを保護するBraveは、ユーザープロファイルから最小限のデータを収集し、次はChrome、Firefox、Safariで、 MicrosoftのEdgeとYandexブラウザーが一番下である。

 このレポートで実行されたブラウザテストの調査は、主にユーザープロファイルデータ収集動作の分析と評価に基づく。また、「ブラウザーを閉じて再起動」、「URLをコピーして上部のアドレスバーに貼り付け」、「アドレスバーにURLを直接入力」、「ブラウザーが24時間アイドル状態の場合」などの5つの一般的な使用例をテストの根拠とする。

 研究者は、6つのブラウザーが上記の状況でそれぞれ収集したデータを分析し、ユーザーのプライバシー保護の評価基準として、セキュリティレベルを3つに分けた。 最終調査の結果は、BraveブラウザーはユーザーのIPアドレスを追跡しない、Webページ情報がバックエンドサーバーに送信されない、データ収集部分も一番少ないため、レベル1にランク付けされた。

 プライバシー保護機能に重点を置いたBraveは、外国のあるユーザーデータ収集に特定した調査レポートにも最も安全なブラウザーと評価される。

 次に、Chrome、Firefox、Safariがレベル2になる。この調査では、これらのブラウザがいずれもWebページ情報を自動的にバックグラウンドサーバーと共有することが発見された。ユーザーは関連設定ツールを使用して当該機能を手動で無効に設定することができるにも関わらず、プライバシー保護に関しては、Braveブラウザーほど優れていないという。

 レベル3に評価されるMicrosoft Edgeとロシアの Yandexは、ユーザーのプライバシー保護に安全性が最も低いだけでなく、この2つのブラウサはいずれもユーザーのコンピューターハードウェア情報をバックグラウンドサーバーに伝送することになり、しかもユーザーがこの機能を無効にすることができないのだ。

(翻訳・宛 漣音)