中国国家統計局の発表によると、2024年末時点の中国の総人口は14億828万人だったとのことですが、実際の中国の人口はこの数字より遥かに低いのではないかと見られています。
最近、ネットでは中国の無人村に関する動画が多く出回っており、一部の農村地域では、家の状態が良好で、家具や内装も整っているにもかかわらず、誰も住んでいない様子が映し出されています。
大都会でも街の景観に異変が起きています。多くの繁華街や観光地、ショッピングセンターから人が消え、ガラガラになり、かつての中国の、どこへ行っても人で溢れかえっている光景は、もはや過去のものになってしまったように見受けられます。
現在、ネットでは「中国の人口は14億人ではなく、10億人以下になった」という噂が広がっています。
一、中国の人口は10億人を切っている?
中国の人口が急激に減少した要因の一つは、新型コロナによるものだと考えられています。しかし、中国政府は実際の死亡者数を隠蔽しているため、それに関する信頼できる情報が入手できず、その全体像を掴むのは難しいとされています。
しかし、正確なデータはないと言うものの、「中国の人口は10億人を切った」という説を裏付ける証拠が幾つかあります。
1)上海の国家警察データベースの流出
2022年6月30日、「ChinaDan」と名乗るハッカーが、インターネット上のハッカーフォーラム「Breach Forums」に「上海国家警察のデータベースが流出した」と書き込みました。
このハッカーは、流出したデータは中国の9.7億人分の氏名、住所、出生地、身分証と携帯電話の番号、過去の犯罪歴などを含んでいると主張し、さらに、サンプルと称して、75万件の個人情報と見られるデータを載せたファイルを公開し、「これらのデータを20万ドル(約2700万円)で販売している」と述べていました。
米ウィスコンシン大学の人口統計学者である易富賢博士は、その資料の真偽を調査し、かなり信用性が高いとしているそうですが、もし、2022年6月の時点で、中国の警察機構に登録されていたのが9.7億人であれば、中国の人口は政府発表の14億人よりも4億人少ないということになります。それならば、その4億人はどこに消えたのでしょうか。
2)塩の消費データが示す中国人口の急減
2023年04月18日、大紀元サイトに「食塩の消費量から見る中国人口の減少」という記事が掲載されました。
作者は中国における2015〜2022年までの原塩の販売量の減少、2017〜2021年までの食塩の販売量の減少、中国人の1日の食塩摂取量、中国各地の1人当たりの食塩摂取量などのデータからサンプルを抽出し、中国人口の変化状況を分析しました。
その結果、2000年~2014年における中国国内の実際の人口は、政府が公表した数値より平均で約19.29%少なく、2015年~2022年における中国国内の実際の人口は、政府が公表した数値より平均で約30.79%少ないという驚きの結論を出したのです。
この比率で計算すると、2014年の時点での中国の人口は約11.1億人で、政府が発表した13.7億人より2.6億人が少なく、2022年の人口数は約9.8億人で、政府が発表した14.1億人より4.3億人少ないという推計数字になります。
作者は文章の中で、「中国における食塩の販売量や実際の人口データに関する正確な情報を入手できないため、推計した各地の人口減少数には誤差が生じる可能性がある。しかし、中国政府が発表した数値より、中国の人口が大幅に少ないことは、否定できない事実である。」と述べています。
3)Grok3AIの回答「3年間で中国の人口は1.5億~2億減少」
中国の人口減少の真相を明らかにするため、あるネットユーザーは、マスク氏が開発した世界最高性能AIGrok3に、「パンデミックの3年間、中国では一体どのくらいの人が亡くなったのか?」と尋ねました。すると、Grok3は直ちに公開されたデータを分析し、29秒で「3年間で中国の人口は1.5億~2億が減少した」と答えたそうです。
その回答を要約すると以下になります。
「中国における新型コロナウイルス感染症の死亡者数は、厳格な管理と検閲が行われている。当局が発表した死亡者数(2023年初頭時点で約6万人)は広く疑問視されており、実際の数字はこれを大幅に上回っていると広く見られている。
しかし、実際の情報が不足しているため、正確な統計はほぼ不可能となっている。本稿では、中国本土住民の旧正月期間中の消費データの変化を通じて、2020年初めから2023年初めにかけての中国本土の人口減少規模を間接的に推計する試みを行う。
分析の結果、人口は約1.5億人から2.5億人が減少した可能性がある。この数字はあくまで参考値であり、確固たる証拠ではない。」
マスクのAIGrok3が中国人口の重大な秘密を暴露した結果でした。
二、法輪功創始者が明らかにした真実
1)コロナ禍の3年間で既に4億人が死亡
中国での新型コロナウイルスによる死亡者数は一体どのくらいで、現在中国の実際の人口はどのくらいなのでしょうか。
大紀元の総合報道によると、2023年1月15日、法輪功創始者である李洪志先生は、「中国共産党は3年以上にわたって感染状況を隠蔽してきた。中国では疫病によってすでに4億人が死亡した。この疫病の波が終わるころには中国では5億人が死亡するだろう」と述べ、さらに、「前回の重症急性呼吸器症候群(SARS)の時にも、中国で2億人が亡くなった。長年を経て人口減少に気づいた中国当局は直ちに二人っ子、三人っ子へと制限を解いた」と語ったとのことです。
3年間で4億人が死亡したという数字について、当初、多くの人は衝撃を受け、信じ難いと感じ、なかなか受け入れられませんでした。しかし、真相が次第に明らかになるにつれ、人々もこの残酷な現実を受け入れざるを得なくなりました。
中国政府の産児政策の大転換も中国人口の急激な減少の深刻さを裏づけています。2016年の初め頃、中国政府は30年以上も続いた悪名高い「一人っ子政策」を廃止し、「二人っ子政策」に切り替え、さらに、2021年5月末に、全ての夫婦に3人目までの出産を認めることになり、事実上の産児制限を廃止しました。
2)コロナ発生の原因と救済の道
新型コロナ感染症が流行した当初、2020年3月、李洪志先生は「理性」という文章の中で、「実は、疫病そのものは人心、道徳が退廃し業力が大きくなった人に狙いを定めています。……しかし、今の「中共ウイルス」(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めています。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのです」と指摘しました。
そして、救済の道について、「中共邪党を遠ざけ、邪党を支持しないことです。なぜならば、邪党の背後にいるのは赤色の魔だからです。ならず者のように振る舞い、悪事の限りを尽くしています。神は邪党の根絶に着手し、支持者は全部淘汰されます。信じなければ、今後の展開を見守ればよいのです。」と述べ、さらに、「真相を伝えること、共産党組織から脱退するよう勧めること、心を込めて真言を唱えるよう教えることなど、いずれも特効薬で、人を救う最も効果的な方法です。人心が変われば、物事が正しい方向へと変化します。」と明示しました。
ちなみに、「真言」というのは「法輪大法好、真善忍好」の九文字です。「九文字の真言」とも言われます。
新型コロナウイルスの大規模な感染により、中国では数多くの命が失われました。最近でも、多くの中共幹部、「優秀な共産党員」と称する人物、中共の支持者、そして各分野のトップクラスの専門家、学者、有名人などが相次いで病死し、また、80年代、90年代生まれの若い層の死亡者も急増していると報じられています。
病気を引き起こす原因は様々ありますが、より重要なのは、多くの人が未だに中共の邪悪をしっかりと認識することができず、中共邪党から遠ざかることをしていないため、ウイルスの目標として定められ、命を奪われたのです。とても残念でなりません。
今、中国で起きていることは決して他人事ではありません。中国の人口が急激に減少する真の原因とは何か、その真相を知ることはとても大切なのです。
(文・一心)

