(イメージ:看中国/Vision Times Japan)

 中国を含む世界中には多くの予言が存在する。これらの予言を研究すると、全ての予言が共通する結果を示している事に気付く。「2020年に世界規模の大きな災難が発生し、この災難の前、東方に救世主が誕生する!」

一、刘伯温の碑文

 刘伯温※の碑文には、「旧暦の2019年10月から、悲惨な疫病が湖北省と広東省から拡散し、1万人の貧困層のうち1千人、1万人の富裕層のうち2、3人しか残らない。疫病は旧暦の2020年7月13日ピークに至る」と記されている

 2019年12月1日、武漢金銀潭病院の副院長黄朝林は、国際医学学術誌「ランセット」(The Lancet)に論文を発表した。その論文には「新型コロナウイルスに感染した肺炎患者が見つかった」と記されている。この最初の感染患者の初症状が出たのは2019年11月(旧暦2019年10月)であり、刘伯温によって予言された時期と完全に一致する。

※劉 基(りゅう き、1311年―1375年)は中国元末明初の軍人・政治家・詩人。字は伯温。朱元璋に仕えて明王朝を建国するに際し大きな功績を上げ、その後の明を安定させることに尽力した。

二、「地母経文」の庚子災難の予言

 中国の六十甲子(日本では六十干支と呼ばれる)の最古のものは、中国商時代の遺跡に甲骨文字で書かれている。六十甲子は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十干と「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二支を組み合わせであり、前の庚子(かのえね)の年から次の庚子の年までの60年を一つの甲子(きのえね)と呼ぶ。2020年は21世紀の初めての庚子の年であり、歴史を溯ると、過去の庚子の年にも多くの災難が発生したことがわかる。

 1840年庚子の年、中国で第一次アヘン戦争が始まった。

 1900年庚子の年、八ヶ国連合軍が中国を侵略した。

 1960年庚子の年、大飢饉が起こった。

 2020年庚子の年、中共ウイルス(新型コロナウイルス)が拡散した。

三、アメリカ人ジェニー・ディクソンによる予言

 アメリカ人の預言者であるジェニーは生涯を通して多くの予言をし、これらの予言は全て当たった。1997年ジェニーは重病にかかり、死ぬ前に彼女は遺言を残した。「東方のどこかに男の子が生まれ、いずれ彼は世界を一変させるだろう。21世紀、人々は彼の偉大な力を感じ、そしてその後の10年間で、世界は新しい構造と新しい外観を伴い、新しい世界へと変わるだろう。その新しい世界には戦争がなく、災難もないだろう。2019年以後、彼の力は更に強くなるだろう。」

 ジェニー・ディクソンはまた、「2020年には、反キリストの人々に悪の一面が表れ、聖書黙示録(ヨハネの黙示録)に記されているハルマゲドンの戦いが始まり、最後に正義が勝利するだろう」と予言した。ハルマゲドンの戦いは、「末世の善と悪の戦い」あるいは「末世の災難」とも翻訳されている。更にこの戦い後に、大審判があり、神様を信じない人と神様を迫害した人を地獄に追いやり、残りの人は新しい紀元に入るとも記されている。

四、盲人のバハイ・ヴァンガによる予言

 ヴァンガ氏は2004年の南アジアの津波、米国の911事件、地球温暖化の苦境及び米国初の黒人の大統領が現れることを予言した。ヴァンガ氏は1996年、85歳の時、乳腺炎で亡くなった。彼女は21世紀まで生きる事が出来なかったが、今の時代の多く事を正しく予言した。2016年イギリスが欧州連合からの離脱を選択したことはそのうちの一つだ。ヴァンガ氏は又、2020年アジアで自然災害が起こる事も予言した。

(文・呉魏/翻訳・謝 如初)