日本の法輪功学習者たちは、7月12日の午後、京都の繁華街で大規模なパレードを行い、中国共産党による長年の弾圧に抗議しました。参加者たちは、中国共産党に対し、迫害の即時停止と、不当に拘束されている法輪功学習者の解放を求めています。

 法輪功学習者であり、元中国人民解放軍軍需大学の講師である楊貴遠博士は、取材に対し「中国共産党による法輪功への迫害は、すでに26年も続いていますが、いまだに終わっていません。私たちはパレードを通して、この迫害を一刻も早く止めてほしいと訴えたいのです」と語りました。

 一方、日本国内では「こうしたパレードは中国国内で行うべきではないか」という意見もありますが、楊博士は「中国の憲法には国民にデモや集会の自由が保障されているとされていますが、実際にはその自由は全くありません。誰かがデモや集会を申請しようとすれば、すぐに警察に逮捕されてしまうのが現状です」と話しています。

 京都市内に住む男性は、中共による法輪功への弾圧について、「もはや中国共産党に弾圧をやめるよう求める段階ではなく、共産党そのものが解体されるべきだと思います。中国共産党の存在自体が、この世界の恥だと感じます」と話しました。

 また、大阪市から訪れた若い男性の藤本さんは、法輪功学習者の説明を聞いた後、「法輪功の人たちが迫害されていることを今回初めて知りました。私のように、これまで全く知らなかった人はまだたくさんいると思います。だから、法輪功の皆さんには、もっとこうしたパレードを行って、多くの人に真実を伝えてほしいです」と話しました。

 さらに、京都を観光で訪れていたアメリカ人の若い夫婦も、天国楽団の演奏に惹かれて足を止め、法輪功学習者の話を聞いた後、とても興味深そうに資料を受け取っていました。そして「法輪功のパレードは素晴らしいと思います。こんな団体を弾圧する中国共産党は、直ちに解体されるべきだと思います」と話していました。

 法輪大法は、法輪功とも呼ばれ、世界中で数千万の人々が愛好する気功修煉法です。法輪大法は佛家に根ざしており、本を読み、法を学び己を高めること、ゆったりとした動作と坐禅で煉功を行うことの、二つの要素からなります。法輪大法は、日々の修煉を通じて心性の向上を促します。良くない心や執着心を取り除き、宇宙の根本的特性である「真、善、忍」に自らを合わせるように努めます。

(報道・黎宜明、田中真永/翻訳・吉原木子/動画と写真撮影・丹丹、唐木 衛)