家の中にホコリが溜まると、清潔感がないだけでなく、喘息やアレルギーを悪化させることもあり、衛生面と健康面の両方に問題が現れてきます。家の中のホコリを最小限に抑えるために、予防と定期的なメンテナンスを行うことによって、衛生面と健康への影響を軽減できます。そのための5つの方法をご紹介します。
こまめに掃除機をかけて床を清潔にする
床に定期的に(数日おきに)掃除機をかけることで、家の中のホコリがたまりにくくなります。また、ペットのフケやホコリはすぐに溜まってしまうので、家具(硬い部分と柔らかい部分の両方)やカーテン、ブラインドにも掃除機をかけましょう。
窓を閉めておく
屋外の空気の質が悪い日や大気汚染がひどい日は、窓を閉めておくことが特に重要です。通常、窓を閉めておくことで、ホコリや花粉などの粒子が家の中に入り込むのを最小限に抑えることができます。
空気清浄機を使う
空気清浄機は空気を吸い込み、ホコリや花粉などの微粒子をろ過し、きれいな空気を排出します。家庭内のホコリを減らすことを主な目的とした空気清浄機を購入することによって、喘息やアレルギーのある方にも役立つでしょう。
また、空気清浄機を購入する場合は、高効率微粒子空気(HEPA)フィルターやプレフィルター、そして臭いやガスを除去できる活性炭フィルター付きのものをお勧めします。
エアコンのフィルターと吹き出し口の定期的なメンテナンス
室内のホコリを減らすためのよい方法の一つは、家の中にホコリを入れ込み、移動させてしまうもの、例えば、エアコンに注意を払うことです。
エアコンのフィルターは少なくとも3ヶ月に1度は掃除をしましょう。ペットを飼っている場合や、ホコリの多い乾燥地域、または煙の影響を受ける地域などに住んでいる場合は、1~2ヶ月に1度はフィルターを掃除した方がよいでしょう。こうすることで、冷暖房の効率と空気中の粒子のろ過効果が向上します。
さらに、乾燥機の吹き出し口、浴室の換気扇、エアコンの吹き出し口など、家の内外に空気を出し入れするファンや吹き出し口、フィルターもすべて掃除し、定期的なメンテナンスを行いましょう。
アメリカのジョージ・ワシントン大学の研究によると、日常用品からさまざまな有害化学物質が毎日空気中に放出されており、ホコリといっしょに家庭用品や床に付着しているということです。家庭環境が清潔でなければ、ホコリに含まれる発がん性物質が人々の健康を深刻に脅かすことにもなりかねません。
ですから、ホコリが健康に及ぼす脅威を過小評価しないでください。家の中にホコリがたまらないように定期的に掃除することは健康上とても大切なことです。
(翻訳・夜香木)