台湾の街の中にある中華民国の国旗(イメージ:パブリック・ドメイン)

 米NGO「フリーダム・ハウス」は3月4日、2020年世界自由度調査報告書を発表した。同報告書は、世界210の国と地域の政治的権利(Political Rights)と市民的自由(Civil Liberities)を調査した。

 「フリーダム・ハウス」は民主的変革を支援する独立監視機関である。1970年代初めから、この機関は毎年報告書を発表し、世界の政治的権利と市民の自由状況を評価している。

 同机関の2020年度の報告書によると、台湾は93点で自由国に入り、政治的権利は37点、市民的自由は56点を獲得し、アジアでは96点の日本に次ぐ点数を獲得した。

 中国は総得点10点で最も不自由な国にランクされ、最も評価の悪い15カ国のうち、政治的権利はマイナス1点で、北朝鮮の0点を下回った

 報告書は、中国共産党政権がウイグル族やムスリムの文化消滅運動を長年にわたって続けてきたことを明らかにした。報告書に引用された文献がこれらの活動を詳細に記録している。

フリーダム・ハウスの2020年世界自由度調査報告書(英語):

翻訳・柳生和樹)