(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 以下は「武漢肺炎」が発生して以来、中国政府が公表したニュースの一覧。武漢市の感染拡大を制御する最も貴重な時間を失った原因が、最終的に災禍の拡大をもたらしたことは明らかになった。

 2019年12月8日、武漢市最初の「原因不明肺炎」患者が現れた。2019年12月30日、武漢中心病院眼科の李文亮医師は大学の同級生らのWeChatグループで新型コロナウイルスの情報を伝えた。

 2020年1月1日、武漢市政府がデマの流布と転送を理由に、疫病発生を公表したネットユーザー8人を逮捕した。中国中央テレビはこれをフォローし、報道した。李文亮医師は2020年1月3日に武漢市警察に呼び出された。そこで懲戒書への署名を求められ、訓戒処分を下された。三週間後、逮捕された8人は全員医師であることが明らかになった。

 1月6日、アメリカ疾病管理予防センター(米国CDC)が初めてアメリカの医療チームを中国に派遣することを提案した。

 1月8日、李文亮さんが診察の時に不明なウイルス性肺炎患者に出会った。1月10日、李文亮さんは咳、発熱などの症状が現れ始めた。

 1月11日、武漢市衛生健康委員会が「医療関係者の感染は発見されず、明確なヒトからヒトに感染する証拠は発見されなかった。」という通報を出した。
 中国共産党政府は1月19日まで、武漢以外の感染の疑いや確定診断された症例は一切通知しておらず、感染者の発生も明確に認めていない。武漢市CDCの李剛主任は1月19日の記者会見で、「疫病の発生は防止でき、コントロールもできる」と宣言した。

 1月19日、武漢市百歩亭社区は四万余りの家庭が参加し、13986の料理メニューを含む「第二十回万家宴」というイベントを開催した。武漢市の疾病管理の専門家と市の指導者は記者の質問に「現在の総合的な判断では、今回の流行に対して初期的なイメージは新型コロナウイルスの伝染力が強くなく、持続的にヒトからヒトに感染するリスクが低いことである」と答えた。

 1月20日、中国国家衛生健康委員会の高級専門家チームのリーダー、国家呼吸器疾患臨床医学研究センター主任の鍾南山氏は記者の取材に応じた際、新型コロナウイルスの感染はすでにヒトからヒトへの感染、及び医療関係者への感染が確認されたと述べた。その後、公的通報症例が急増した。

 1月21日の夜、米国CDCが、アメリカで初めての感染を確認された後、すぐに電話会議を行い、情報を発表した。
 北京時間の1月22日になって、中国政府は初めて感染の発生状況を全国に公表することを決定した。当時、国務院新聞弁公室は北京での初記者会見を行った。

 1月23日、武漢は都市封鎖の通達を出した。そして二日足らずで、間もなく湖北省にはすでに十五の都市が封鎖を宣言し、湖北省は省全体封鎖状態に入った。しかし時すでに遅く、武漢の周先旺市長は記者会見で、旧正月と疫病の影響により、都市封鎖の前にはすでに500万人が武漢を離れたという、まだ900万人が市内に残っていると述べた。

 1月27日、米国のトランプ大統領はツイッターで、「我々は中国と習近平主席に必要な支援を提供する。我々の専門家は優秀だ」と評価した。

 1月27日、アメリカ合衆国保健福祉長官アレックス・アザー(Azar)は中国国家衛生健康委員会の馬暁偉主任に米国の専門家を派遣したいという提案を繰り返した。

 1月27日、武漢市長の周先旺が中央テレビとのインタビューで、外部からの非難に対し、武漢市の疫病の情報を隠れたについて、「地方政府は中央政府の許可を得ない場合に、疫病の情報を公表することができない」と説明した。

 1月29日、中国CDCと湖北省CDCなどの研究者が医学学術誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』(The New England Journal of Medicine)で発表した『新型コロナウイルス肺炎は中国武漢の早期伝播』という論文は、「2019年12月中旬以降、親密な接触者の間でヒトからヒトへの感染が発生しているという証拠がある」と述べた。中国CDCは1月初めに「ヒトからヒトへの感染」を知っていたが、隠していたことを明らかにした。

 2月3日、中国外交部の華春瑩報道官はインターネットの定例記者会見を主催した際に、1月3日から30回にわたり、米国政府に疫病情報と予防措置を通報したと言及した。

 2月11日、米国CDCの首席副主任Dr. Anne Schuchat氏は、米国の疫学専門家、ウイルス専門家、伝染病管理専門家、隔離専門家は「多くのことに貢献できる」と述べ、流行病の発生期間中に外部の専門家が協力することは中国にとって有益であると述べた。

(翻訳・柳生和樹)