2024年3月11日、中国共産党(中共)にとって1年で最も重要な会議である両会が終了しました。両会とは、全国政治協商会議(政協)と全国人民代表大会(全人代)を合わせた呼び名です。今年2024年の両会は、数十年来で最も絶望的なものでした。というのも、おそらく中共の上層部は、経済不況に直面して何をすべきかわかっていないからです。中国の一般市民も、政府が2022年から2023年にかけて合計約54兆元(約1,133兆円)もの紙幣を発行したにもかかわらず、中国経済や人々の生活に良い影響を与えていない事態に困惑しています。いったい、何が起きているのでしょうか?