先日閉幕した2024年春の上海百貨国際博覧会(China Consumer Goods Fair)は、かつてない不況の光景が見られました。多くの期待を寄せられた博覧会でしたが、結果として3分の1の展示ホールが空き、来場者数と参加企業は極めて少ないです。

 2024年春の上海百貨国際博覧会(CCFと略称)は7日から9日まで、上海新国際博覧中心で開催されました。同博覧会の公式ウェブサイトによると、1年365日休むことなくオンラインおよびオフラインでの宣伝を行ったとのことです。今年の博覧会は昨年に比べて、規模が拡大し、参加企業は1200社を超え、出展ブランドは5000社を超え、来場者数は80,000人を超える見込みです。

 しかし、現場に行ったネットユーザーが投稿した動画によると、会場に人の流れが見られず、参加企業は大幅に減少し、少なくとも3分の1の展示ホールが空き状態にあることが分かりました。動画を撮影するネットユーザーは、現場を紹介しつつ、「現在の状況から見ると、本当にこのイベントに参加する必要性があるかどうかを、これから真剣に考えるべきかもしれない。人は一体どこに行ったのか?」と嘆いています。

 2024年初の総合的なビジネスプラットフォームとして、このような寂しい光景が現れたのは、現在の中国の経済危機と消費信頼の低下の縮図です。

(翻訳・吉原木子)