中国気象台網によると、新疆では今年最強の寒波が発生しました。アルタイ地区の東部では最低気温が30℃以上下がり、フーユン県の日最低気温は45.1℃下がり、-52.3℃に達し、1960年の記録である-51.5℃を更新しました。

 この間、北疆の北部平原地帯では最低気温が-39℃、アルタイ地区の山岳地帯では-52℃、北疆の他の平原地帯では-32℃、山岳地帯では-35℃に下がりました。

 連続する豪雪の影響を受け、多くの地域で雪崩が発生し、多数の車両が大雪に埋もれ、数千人の観光客が足止めされました。

 中国交通運輸部によると、雪崩の影響を受け、甘粛省と新疆で合計54箇所の道路が閉鎖され、71箇所の料金所が閉鎖され、通行再開の時期は未定とのことです。

 寒波のほか、新疆地区では砂嵐と強風の悪天候も発生しました。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、巨大な旋風が砂塵を巻き上げ、天と地を繋ぐような光景が形成され、空は赤橙色に染まり、視界は20メートルしかないことが分かりました。

 同時に、新疆の一部地域では14級の強風が発生し、多数の車両が強風で損傷し、窓ガラスが割れました。

(翻訳・吉原木子)