2月4日未明から、中国中部地域の河南省、湖北省などで暴風雪や冷たい雨に見舞われ、国道、高速道路、鉄道、及び航空が影響を受け、多くの帰省中の人々が道路、駅、空港で足止めされました。

 あるネットユーザーは、「湖北省荊州市の高速道路で3日間立ち往生しており、食べ物も飲み物もなく、ガソリンが切れ、暖房をつけることもできず、毛布も持っていないため絶望的な状況にあります」と暴露しました。同ネットユーザーは荊州市の交通当局に連絡を試みましたが、相手にされませんでした。

 同ネットユーザーによると、湖北省、河南省、湖南省の高速道路上で少なくとも数十万台の車が立ち往生しており、助けもないとのことです。

 武漢市市民の李さんは、「今、多くの人が帰省の途中で、電力不足で高速鉄道が動かず、多くの人が何時間も車内で足止めされています。寒くて飢えています。多くの電気自動車が途中で動けなくなってしまいます」と述べました。

 さらに、武漢を経由する人々は足止めされ、ホテルに一時的に滞在せざるを得なくなりました。ホテルの一泊料金は、300元(約6200円)から600元(約13000円)に値上げされました。

 一部のネットユーザーは、今回のことは天災ではなく、完全に人災であると主張しています。あるネットユーザーは、「大雪による高速道路と高速鉄道の渋滞は完全に意図的なもので、例えば湖北の高速道路が数百キロにわたり渋滞しているのは、上り坂で大型トラックが上がれないからです!数袋の融雪塩で解決できる問題なのに、なぜ地元政府が解決しないのでしょうか。だから、これは決して天災ではなく、正真正銘の人災です」とコメントしました。

(翻訳・吉原木子)