中国の人口が急激に減少し、多くの地域で幼稚園が閉鎖を余儀なくされています。湖南省教育庁は最近、幼稚園の「有序な閉鎖や転換」を要求する通知を発表しました。これは中国で初めて省レベルの地元政府が正式に幼稚園の閉鎖を命令したもので、物議を醸しています。
湖南省教育庁長夏智倫氏は6日午後、「今後5年間、出生人口の変化の影響を受け、当省の教育規模と構造は大きく変わる見込みだ」と述べました。

 湖南省教育庁は11月29日に通知を発行し、各市に対し、将来5〜10年間の出生率、学齢人口の変化に基づき、2024年から2035年までの小中学校や幼稚園の配置を調整し、最適化する計画と方針を策定するよう求めました。

 通知によれば、農村地域では原則として新しい幼稚園を増設せず、都市部では義務教育学校の規模が原則として2,000人を超えないようにすることとされています。

 2022年には、全国の幼稚園に通う子供の数は前年比で3.7%減少し、湖南省では5.8%減少しました。

 幼稚園の後は次に小学校が影響を受けることになります。教育部のデータによると、2022年には全国に149,100校の小学校があり、前年から5,162校減少しました。つまり、2022年には全国で幼稚園と小学校の総数が1万以上減少しました。この傾向が続けば、数年後には中学校や大学も影響を受けるでしょう。

 これについて、一部のネットユーザーは張愛玲の名言を引用し、「子供が自分の苦労や恐怖を引き継ぐために生まれるのなら、生まれないのも善良の一種だ」とコメントしました。

(翻訳・吉原木子)