涿州市の洪水は徐々に引いてきており、多くの住民が自宅に戻ってきている。しかし、洪水の被害を受けた家々は壊滅的な状態となり、さらに政府の遅れた対応に加え、多くの涿州市民が被害を受けた家を見て、涙を流すしかなかった。

 香港メディア「明報」14日の報道によると、涿州市豆荘鎮の被害が深刻で、村民たちは徐々に自宅に戻り、片付けを始めようとしたところ、政府はまだ各家庭の被害情況を記録することを拒否しており、勝手に片付けをしたら、後に補助金を貰えない可能性があるため、家の再建をなかなかできない状態になっている。

 豆腐づくりの仕事をしている張さんの家では、1500キログラムの大豆がすべて水に浸かってカビが生え、家中には蝿が飛び交っている。豆腐づくりの道具も水に浸かって錆びている。張さんは「政府がまだ被害額を確定していないので、捨ててしまったら誰も補償してくれない」と述べた。

 養豚場を運営している村民は、「200頭のうちわずか十数頭しか生き残っておらず、損失は100万元を超えている」とし、「片づけもできないし、もうちょっと放置すれば、ウジ虫が湧き始める。一体いつまで待たせるつもりだ?時間が経つほど、被害も大きくなるだけだ」と述べた。

 深刻な被害を受けた涿州市民は政府の支援を待ち望んでいるが、結果として支援ではなく支払い通知を受けることとなった。涿州市のある工場の運営者は、洪水の後、うちの工場は何の援助も受けておらず、支払いを急かす請求書だけをもらった。工場内は今も水と電気が止まっており、部屋は泥だらけで、政府は電気代の督促を始めており、電力メーターは壊れて読み取りができないため、前月の電気代に基づいて支払わなければならない。工場の会計用コンピューターはすでに使えなくなっているにもかかわらず、15日までにさまざまな税金を通常通り支払わなければならないと暴露した。

(翻訳・吉原木子)