重慶市のライトレールで29日、爆発が発生し、乗客は少なくとも40分間車内に閉じ込められた。1人の乗客が緊急脱出ハンマーで窓ガラスを破って、通気させたが、ライトレール運営会社は、窓を破った乗客はガラスを弁償する可能性があると述べ、ネットユーザーの不満を引き起こした。

 地元のネットユーザーによると、重慶市のライトレール2号線の馬王場駅で一日中、設備の爆発が何度も起きたという。

 ネット上で出回っている動画には、軌道上で閃光が飛び、数秒後には爆発して白い煙が上がった様子が映っている。

 また、別の動画では、ライトレールが袁家崗駅に停車しており、車内の空気が希薄で蒸し暑く、多くの乗客が閉じ込められていた。一人の乗客はハンマーで窓ガラスを割って、通気させたところ、車内の乗客が歓声を上げた様子が映っている。

 ライトレール運営会社の責任者は30日、車内に緊急脱出ハンマーが備え付けられているが、窓ガラスを破った場合、賠償が必要かどうかは関連部門が調査して確認する必要があると述べた。

 この言論は多くのネットユーザーの不満を引き起こし、「弁償するとしたら、ハンマーは何に使うのか」、「乗客がガラスを弁償するなら、ライトレールも乗客全員を弁償すべきだ」とコメントした。

(翻訳・吉原木子)