今年の上半期は、中国各地で洪水や干ばつなどの災害が相次いでいる。公式の統計によると、各種の災害により少なくとも4875万人が被災し、直接的な経済的損失は380億元(約7477億円)を超えたという。

 中国応急管理部などの複数の部門や機関がこのほど、2023年上半期における全国各地の災害状況について分析を行った。
今年上半期、中国各地の災害は洪水、干ばつ、強風、雹、雪災が主であり、地震、地質災害、砂塵嵐、森林火災なども様々な程度に発生している。

 公式の統計によると、少なくとも4876.4万人がさまざまな程度で被災し、農作物被害面積は4724.7千ヘクタールに達した。直接的な経済的損失は380億元(約7477億円)を超えたという。

 また、今年上半期、全国で約800の県(市、区)が強風・雹の被害を受け、主に華北、西北、南西部などに分布していた。

 さらに、夏に入ってから、中国北部では連日記録的な高温が続き、首都の北京では9日間連続で35度を超えた。中国中央気象台の統計によると、これは1961年以来の初めてのことだという。

(翻訳・吉原木子)