遼寧省大連市の大連湾海底トンネルは、今年5月1日に開通したばかりにもかかわらず、16日にトンネルの漏水が発生した。
ネットユーザーが投稿した動画には、大連湾海底トンネルで16日、水がトンネルの壁から染み出ており、路面には多くの水がたまり、車がゆっくりと通行している様子が映っている。

 大連湾海底トンネル有限公司は16日午後、水たまりの原因はトンネルの関連施設の消防パイプ接続部品の脱落によるもので、パイプからの漏水が発生したと述べた。大連市交通当局の職員もメディアに対し、消防設備からの漏水だと回答した。

 しかし、多くのネットユーザーは「どんな漏水でも正常ではない。開通してわずか15日で問題が発生したのは異常だ。時間が経つにつれて、さらに大きな問題が起こる可能性がある」と懸念している。

 公開された資料によると、大連湾海底トンネルは2017年3月30日に着工し、2022年9月29日に全面貫通し、今年5月1日に開通した。設計上の標準使用期間は100年であるという。中国当局は、「100年を超える耐久性を実現するため、最先端の掘削技術を使用した」と宣伝していた。

(翻訳・吉原木子)