中国のメーデー大型連休の初日である4月29日、甘粛省酒泉市の出稼ぎ労働者がバスに乗り、仕事に行く途中で高速道路で大型トラックと衝突した。公式通報によると、この事故で7人が死亡し、10人が負傷したという。

 中国公式メディアによると、4月29日午前、甘粛省酒泉市金塔県で交通事故が発生した。当日の午後までに、この事故によって7人が死亡し、10人が負傷した。事故が発生した小型のバスは過積載で17人の乗客を乗せていた。これらの乗客の多くはほかの地域から来た出稼ぎ労働者であり、事故発生時、これらの乗客はバスに乗って仕事場に向かっていたという。

 ネットユーザーが投稿した動画には、事故発生後、現場には小型バスとトラックが炎上して、濃い煙が立ち込めている様子が映っている。

 この事件に対して、多くのネットユーザーは、「農村で働く人たちは、過積載することがよくある。20人以上を乗せることもある。私は酒泉市出身でよく見かけていた」、「私の故郷である甘粛省の村には、私有車がほとんどなく、公共交通機関も非常に少ない。県や都市に行くには、運行資格のないバスに乗るしかない。バス運転手は、より多くのお金を稼ぐために、過積載することがしばしばあった」とコメントした。

(翻訳・吉原木子)