フォックスニュース12日(米国時間)の報道によると、トランプ前大統領は元個人弁護士のマイケル・コーエン氏(Michael Cohen)に対して、5億ドル(約665億円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。

 米国現地時間12日、トランプ氏の法務チームは、米フロリダ州サウスエンド地方裁判所に30ページ以上の連邦訴訟を起こした。トランプ氏は起訴状で、「被告の不正行為によって、大きな名誉毀損を受けた」と述べた。

 起訴状によると、コーエン氏は2006年からトランプ氏の個人弁護士として、トランプ・グループの顧問を務めていた。トランプ氏はコーエン氏が「悪意的で完全に利己的な目的を持って、自分に関する嘘を広めた」と主張している。

 起訴状は、コーエン被告がここ数ヶ月で不正行為の頻度と敵意を増やしており、様々なプラットフォームを通じて、トランプ氏に誤った虚偽の陳述を繰り返している。コーエン被告のこのような継続的かつエスカレートする不適切な行動は周知のレベルに達しており、トランプ氏は法的にこの問題を解決するほか選択肢がないと述べた。

 コーエン氏は、トランプ氏を起訴したマンハッタン地区検察のアルビン・ブラッグ検事の重要な証人であるが、トランプ氏の法務チームに近いある情報筋は、「コーエン氏に対する起訴は、マンハッタン地検の事件とは関係なく、全く別のことだ」と暴露した。

(翻訳・吉原木子)