「インボリューション」とは、中国人が使うネット用語で、業界内での不合理な競争を意味します。これは現在の中国自動車業界の値下げ状況を表すのにピッタリです。

 1月22日の旧正月以降、テスラが先に価格を下げたことで、新エネ車から始まった「値下げ騒動」はガソリン車にも広がり、急速に進展しています。3月に入ってこの値下げの波動は、信じられないレベルにまで進んでいます。中国メディアの統計によると、中国本土で40以上のブランド、100以上の車種が値下げキャンペーンを行ったと伝えています。