3月に入り、気温が暖かくなり、中国では旅行ブームが起きている。山東省泰安市にある泰山は先週末、6万人以上の観光客が訪れた。多くのネットユーザーは「人が多すぎて、予約が全然取れない」と表明した。

 泰山は封禅の儀式が行われる山として名高く、先週末、6万人以上の観光客が訪れた。人が多すぎて、ふもとから山頂まで一歩も進めなかったほどだった。

 ネットユーザーが投稿した動画には、改札、ロープウェイ乗り場、山頂など多くの客が入れ替わりひっきりなしに来て絶え間がなく、人の肩と肩が触れ合う様子が映っている。

 地元メディアによると、山東省当局は新型コロナ後の経済振興をするため、今年の1月21日から3月31日まで、全省で観光地の入場料減免を実施したという。

 同じ政策を打ち出したのは山東省だけではない。杭州市観光局によると、今年新年から3月末まで、西湖、千島湖、大明山、天目山など多くの景勝地で入場料を無料にしているという。

(翻訳・吉原木子)