中国ではこのほど、多くの私立学校が廃校となり、多くの人の注目を集めた。

 中国メディアによると、広東省恵州市の仲愷陽光実験学校はこのほど、突然廃校になった。同学校は私立学校で、1学期の授業料は1万元(約19万円)以上に達しており、先日まで制服代を徴収していたにもかかわらず、突然廃校になったという。

 その原因について、一部の保護者は、「学校の経営がうまくいかず、運営できなくなった」、「学校の先生はもう何ヵ月も給料をもらっていない。学校側は賃貸料、電気代や広告費なども支払っておらず、学校が始まって一ヶ月ほどで廃校になった。私たちが支払った数百万元の授業料がどこに使われたのかを知りたい」と暴露した。

 仲愷陽光実験学校のほか、中国各地では最近、多くの私立学校が相次いで廃校している。河南省焦作市で22日、ある私立小学校が突然、運営停止と発表した。18日、広東省東莞市莞東坑鎮の「麗晶小学校」は突然、廃校の通知を出した。

 また、3月中旬には、河北省衡水市の桃城中学校でも経営が困難となり、学校側が学校運営を維持するため、保護者に寄付を求めた。

(翻訳・吉原木子)