2022年後半から、中国のインターネット上で、「保住老板(社長を引き留めよ)」というフレーズが流行り始めました。

 中国は2022年上半期に46万社の企業、310万世帯の自営業者が廃業したという数字に、多くの中国人が衝撃を受けています。あるメディアは「今、一番恐れられているのは、従業員が転職活動をすることではなく、社長が転職することだ」と述べています。中国の対外輸出の2大加工・製造拠点である珠江デルタと長江デルタでは、海外からの受注が少ないため、多くのオーナーが苦境に立たされています。