ナンシー・ペロシ米下院議長(US Department of Labor, Public domain, via Wikimedia Commons)

 ナンシー・ペロシ米下院議長(民主党、カリフォルニア州選出、82)は11月17日、20年にわたり米下院民主党を率い、米政界で最も強力な人物の一人で、党下院トップの座を退き、再選を目指さないことを表明した。

 初の、そして唯一の女性下院議長であるペロシ氏は、下院民主党を率いる役割を次の世代に譲り、議員としての職務は今後も続けると述べた。

 ペロシ氏は、「次の議会で民主党トップに再選されることを目指さない」「深く尊敬する民主党議員団を新しい世代が率いる時が来た。この素晴らしい責任を担う用意と意志がある人が大勢いることに感謝している」と述べた。

 ペロシ氏は、ポール・ペロシ氏(82)が10月28日にサンフランシスコの自宅で暴力を振るわれた後、自分の決定がこの事件の影響を受けると述べたことがあった。

 ペロシ氏は2003年から下院民主党を率いており、通算4期にわたり議長職を務めてきた。

(翻訳・藍彧)