男性は、「俺ら二人が(当局に)捕まえられても、後ろには一万人もいるんだぞ!皆さん、恐れないで!」と大声で述べた。(ネット写真)

 中国各地でゼロ・コロナ政策によって、厳しい封鎖が続いている。多くの地域で抗議デモが勃発した。

 ネット上に流れた動画では、封鎖の終わりが見えない新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州グルジャ市の銀城家苑団地で2日、もうこれ以上封鎖に耐えられない2人の男性住民が、みんなを率いて、当局へ説明を求めに行った様子が映っている。1人の男性は、「俺ら二人が(当局に)捕まえられても、後ろには一万人もいるんだぞ!皆さん、恐れないで!」と大声で述べた。周りの住民が「その通りだ!」と相槌を打ち、「今日中に解除しなければならない」と叫んだ人もいた。

 同日、甘粛省蘭州市のある団地の住民が一斉に、団地の鉄扉を破り、封鎖から抜け出した。

 また、鄭州フォックスコン工業園区でこのほど、再び数万人の従業員が、当局の防疫政策に不満を持って、集団で脱出した。帰り道に、白い防護服を着た防疫スタッフや警察が列をなして止めに入るが、従業員の人数が大勢であったため、防疫スタッフが止めれらず、ついに全員が帰り道へと乗り出した。

(翻訳・吉原木子)