成都市は1日、突然の都市閉鎖が発表され、市民がスーパーや野菜市場に押し寄せ、食料を買い占めしていた。(ネット写真)

 中国四川省成都市政府は1日、同日午後6時からロックダウン(都市封鎖)を開始すると突然発表し、地元住民が食料品の買い占めに乗り出した。

 成都市は1日、突然の都市閉鎖が発表され、市民がスーパーや野菜市場に押し寄せ、食料を買い占めしていた。

 これまでのロックダウンで飢えていたことを恐れたからだと、コメントするネットユーザーがいた。

 ネットユーザーが投稿した動画では、成都市民が食料を買いだめするために注文をする様子や、家族の購入した荷物をクレーンで運ばなければならない様子が映っている。

 ある市民は豚まるごとを購入した。

 購入した米は、家族で1年間食べるのに十分な量になる。

 こんなにたくさんの肉や食べ物を買って、家にそんなに大きな冷蔵庫があるのか。

 豚を殺す時間がない。

(ネット写真)

 スーパーは人でいっぱい、ウイルス感染など気にする余裕もない。

 棚に乗りあがって野菜を奪い合っている。

(ネット写真)

 生きたニワトリをこんなにたくさん買って、自分の養鶏場を始めることができる。

(ネット写真)

 野菜市場やスーパーマーケットがわずかな時間で空っぽとなった。

 成都市がロックダウン、これからの日々はつらくなるだろう。

 しかし、数日前に都市閉鎖のニュースを流したネットユーザ-は警察に拘束された。「熱帯雨林」というアカウントのネットユーザーは8月29日、成都市はロックダウンするから、食料を買いだめしようと投稿した。その後、このネットユーザーは警察に逮捕された。

 8月31日、ネット上には別のネットユーザーが成都市民に対し、成都市はロックダウンすると警告した。

 最終的に、成都市政府は9月1日に都市封鎖を発表した。

 当局が言っているデマは、実は予言だとコメントするネットユーザーがいた。

(翻訳・藍彧)