暑すぎる(イメージ / ネットより)

 中国北部は稀な熱波に見舞われ、6月以来多くの地域で高温記録を更新している。

 台湾TVBS特派員の林閔榛氏は25日に北京で、「外に出てまだ3分しか経っていないのに、すでに汗びっしょりになった。温度計で測ってみると、地面の温度はなんと57.6度に達している」と報じた。

 また、天津市も暑くて、歩行者はほぼ全員が日傘をさしており、地面の温度は52度に達していた。中国の公式メディアCCTVニュースによると、「縦横、高さともに2センチの氷を道路のマンホールの蓋に置くと、わずか1分19秒で、氷が溶けて水になった」という。

 北京や天津だけでなく、中国北部は数日前から猛暑に見舞われ、最高気温が35度以上、40度を超すところも多くあった。

 河北省石家荘市では25日に最高気温が44.1度を超えた。

 河南省済源市(さいげんし)、焦作市(しょうさくし)などでは24日に、地面の温度は一時74.1度まで上がっていた。

 河南省では25日まで、高温の天気がすでに10日間も続いていた。中でも、16日、17日、24日の最高気温は40度以上を超えていた。

 河南省済源市、焦作市などの地温は24日午後13時ごろ、一時74.1度までに上がっていた。焦作市のあるネットユーザーは、アリを地面に置くと、3秒もしないうちに熱さで焼かれて死んだ。

 河南省のネットユーザーはウェイボー(微博)などのソーシャルプラットフォームで、地元のセメント道路が熱さで破裂した様子を投稿した。また、多くの住民の家の窓ガラスが熱さでひび割れした。

 ネットユーザーから熱さを訴えるコメントが殺到した。

 「鄭州市の体感温度では、炒め物をする時に、腕をフライパンの上に当てる時の熱さであった。40度をはるかに超えている」

 「携帯電話が何時間もカバンの中に入っていて、温度が高すぎて使えないというエラーメッセージが表示された。本当に暑い!」

 「河南省、河北省、山東省、山西省、陝西省はすべて干ばつで、地獄のような暑さだ!」

(翻訳・藍彧)