Wi-Fi(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 英国の『鏡新聞』はかつて面白いニュースを発表しました。72歳のイギリスのお婆さんステファニー・ラッセルは、Wi-Fi信号、つまり無線ネットワーク信号が健康を脅かしていると感じたため、約76万円をかけて、家の外に厚い放射線防護塗料を塗りました。

Wi-Fiは本当に人体に危険なのでしょうか?または本当に安全なのでしょうか?

 答えは多くの人が考えているのと同じで、Wi-Fiは人体に無害であり、多くの科学実験でもこのことが証明されています。以下に理由について説明しましょう。

 Wi-Fiの放射強度は電子レンジの10万分の1です。電子レンジのマイクロ波は指向性があり、電圧はとても高いのですが、Wi-Fiの放射は指向性がなく、電圧ははるかに低いのです。そのため、Wi-Fiは人体への影響が少なく、皆さんは安心してご利用いただけます。

 実は、Wi-Fi放射線と比べて、携帯電話の方が人体により大きな影響を与えます。携帯電話を使用する場合、通常は脳に近いためです。逆に、Wi-Fiを使用する場合は、ルーターの近くにいる必要はありません。そして、携帯電話で通話20分の場合、人体が吸収する放射線は、Wi-Fiを1年間使用する場合よりもはるかに多いことが実験によって証明されています。

 Wi-Fi信号自体は無害ですが、一つのことに注意する必要があります。見知らぬWi-Fi信号に接続するだけで、個人情報が漏れる可能性があります。この意味では、Wi-Fiは完全に安全ではないので、Wi-Fiのただ乗りには注意する必要があります。

どうやったら自宅のWi-Fiのスピードを上げることができるでしょう?

 多くの人がネットでの生放送がスムーズではないと不満を言っていますが、実際、多くの場合、自宅でのWi-Fiのスピードが遅すぎるのが原因です。どうすればWi-Fiのスピードを向上させることができますか? ここで皆さんにいくつかの方法を紹介します。

 1.ルーターを床面に置かず、できればオープンな場所、部屋の真ん中に置いてください。

 ルーターは全方向に信号を送信します。ルーターを床面、窓、壁の隅に置くと、金属や壁などの多くの固体材料に信号が吸収されるため、物に遮られたり、隙間に引っかかったりすることがあります。よってルーターは机や本棚に置くことをお勧めします。家のどこからでもルーターを見ることができるならば、そこはルーターを置く最適な場所です。

 2.ルーターのアンテナを垂直に保ってください。

 ルーターの信号は、アンテナに垂直な方向から送信されます。 そのため、アンテナを直立に保つことは、信号の送信をより助けることになります。

 3.ルーターを他の電子機器から遠ざけてください。

 電子レンジ、テレビ、携帯電話など、他の電子機器はルーターの信号に影響します。ルーターがこれらの電子機器に囲まれている場合は、Wi-Fi信号が弱くなります。

 一般的に、Wi-Fi信号は人体に危険ではありませんが、公共のWi-Fiを使用する場合は、個人情報の安全に注意する必要があります。また、自宅でWi-Fiを使用する場合は、ルーターの配置場所に注意して、Wi-Fi信号の強さを上げると、より快適に使用することができます。

(翻訳・宴楽)