ロンドン証券取引所(イメージ / Max Pixel CC0)

 英フィナンシャル・タイムズ、ブルームバーグの報道によると、香港取引所が11日、316億ポンド(約4兆2700億円)の高額でロンドン証券取引所(LSE)グループを買収するとの提案に対し、LSEは13日に拒否を示した。関係筋によると、LSEは提案に強い不信感があり、中国政府の介入や英米などの規制当局に阻まれる可能性があると懸念した。

 香港取引所の最高経営責任者(CEO)である李小加は9日にLSEの執行責任者らに面会を要求し、全株を取得するM&A(合併・買収)を突如提案し、13日に提案が公開された。李氏は電話会議で「これはタイミングを選ぶのではなく、正しいことを選ぶのだ。提案が通れば、アジア・ヨーロッパ・米国を含む最大の取引グループを形成し、市場価値が7百億ドルを超える見込みだ」と強く念を押した。

 しかし、香港取引所の買収提案はLSEが進めている情報会社リフィニティブの買収を中止することを前提としている。これに対しLSEのドン・ロバート会長は批判的な態度を示した。また、英国政府はLSEが英国の金融体系における重要性により、政府や規制当局は提案内容を厳密に審査し、公共の利益に基づき、拒否する権限があると発表した。Markets.comのアナリストであるウィルスン氏は、買収提案で英国政府が最も懸念されるのは政治的リスクである、「香港を通して中国政府に権限が渡る可能性がある」と述べた。

(翻訳編集・北条)