3月24日、国際金融研究所が発表した調査レポートによると、ウクライナ戦争以降、外国資本がかつてない規模で中国から撤退していることが明らかになりました。その主な理由は、米国やEUの対ロシア制裁が何らかの形で中国に波及することを海外投資家が懸念しているためです。その前日の3月23日、米国商務省は300種類以上の中国製品の輸入関税を再び免除したと発表しました。なぜ、アメリカはこのような措置を出したのでしょうか。ロシアとウクライナの戦争が行き詰まり、米中露の勢力の均衡と(政治的)緊張が崩れたことが考えられます。アメリカと中国が、戦争によってある程度譲歩し始めたのです。では、こうした変化は投資家にとってどのような意味を持つのでしょうか。