収穫されたトウモロコシ(イメージ:Pixabay CC0 1.0)

 米国農務省が17日に発表したデータによると、中国は先週、9月1日から20万トンの米国産トウモロコシの注文を出したという。購入規模は昨年12月以来の最高水準に達した。ブルームバーグのアナリストによると、それまで中国はウクライナからトウモロコシなどを購入していたが、今回の米国製品の取引増は業界が注目すべきだとのこと。

 ロシアのウクライナ侵攻で両国の食糧輸出が深刻に下降している。ウクライナ政府は、ロシアの侵攻により、今年のトウモロコシの収穫量が35%、小麦の収穫量が20%減少すると発表した。その状況下、中国政府は米国の農産物の購入を大幅に増やした。

 ブラジルの農業コンサルタント会社「アグロコンサルタント」の代表であるアンドレ・ペソア氏は、世界第2位の輸出国であるブラジルには販売拡大の余地が限られているため、中国がトウモロコシ供給のギャップを埋める主な選択肢は米国であると述べた。

 ロシア、ウクライナ、ベラルーシはいずれも化学肥料製品の主要輸出国である。春の植え付け時期に、ロシアのウクライナ侵攻により、化学肥料の出荷ができなくなる可能性がある。

(翻訳・徳永木里子)