(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 レモンは、飲み物でよく使わます。夏によく冷えたレモンジュース、冬にはホットレモンティーなどがあります。またレモンは、キッチンでよく見かける調味料としても、使用されています。実は、調味料以外に、レモンは様々で不思議な働きを発揮します。今回はその働きをご紹介いたします。

 1、食べ物の変色を防ぐ

 レモン汁の酸性の力は、食物が持っている酸化による褐変(かっぺん)を防ぎます。フルーツの盛り合わせを作る時、レモン汁を少し絞ってかけると、アボカドやリンゴ、バナナなど酸化しやすい果物の黒ずみを防ぐことができます。また、フルーツジュースを作る時にレモンのスライスを加えると、ビタミンCが失われるのを防ぐだけでなく、ジュースの色もきれいに保たれることができます。

 2、ご飯のべたつきを抑える

 炊飯器でご飯を蒸す時にレモン汁を数滴入れると、ご飯は柔らかくなり、ベタベタしません。さらに、レモン汁を使うことでご飯の色もよくなります。

 3、黒糖のダマや固まりを防ぐ

 果肉をきれいに取り除いたレモンの皮の小口切りを黒糖に入れると、黒糖が固まり硬くなるのを防ぎ、ふんわりとした状態になります。

 4、レタスをシャキシャキに復活させる

 レタスは水分が足りないとシナシナになりますが、少量のレモン汁と水でレタスをシャキシャキに復活させることができます。元気のないレタスをレモン水に少し浸し冷蔵庫に1時間程入れて置くと、みずみずしくシャッキっと蘇ります。

 5、ゆで卵のひび割れを防ぐ

 卵をゆでる前、卵の殻にレモン汁を塗ると、煮る途中で卵の殻がひび割れることなく、また、ゆで上がった卵の殻を簡単に剥がせます。

 6、肉を柔らかくする

 レモン汁は「肉を柔らかくする」効果に優れています。レモンの酸性は肉の繊維を分解する働きがあり、ステーキや豚肉など焼く前に漬けておくと、しっとりと柔らかく焼き上げることができます。

 7、料理の味を引き立てる

 レモンは、クリームを使った料理をさらにおいしくしてくれるほか、魚介類料理の味のバランスを整え、塩の代わりにもなります。

 以上、レモンの不思議な働きを紹介しました。今夜の料理に是非レモンをお試しください。

(翻訳・金水静)