大陸間弾道ミサイル(ICBM)(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 ロシアのプーチン大統領は、核兵器の警戒態勢を強化するよう命じた後、原子力潜水艦の軍事演習隊を派遣するとともに、シベリアの森に移動式ミサイル発射装置の配備を発表した。

 AP通信は2日、ロシアの複数の原子力潜水艦が現地時間の2日にバレンツ海を進入したと報じた。ロシア北方艦隊の声明は、潜水艦に加えて、コラ半島の防衛を担当する複数の軍艦が、「情勢が激しく変動する中で機動性を高める」ためにこの演習に参加することに言及した。

 また、ロシア国防省は、同国の戦略ロケット軍がシベリアにあるイルクーツク地域の森林に大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射装置を配備したと明らかにした。

 AP通信によると、ロシア軍はこれらの行動がプーチン氏の警戒命令に沿ったものであるかどうかは明言せず、ロシアの常規核作戦の変更を意味するものであるかどうかも不明である。

(翻訳・徳永木里子)